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講演資料 「第145回 勉強会講演」 横田 剛 チャイルドファーム農園代表

「現状の農家・農業について」               チャイルドファーム農園  横田  剛  代 表

 

               横田氏は千葉市で観光農園・チルドアームを経営される傍ら、現在8ヵ所(群馬県上野村はじめ

               自治体-2、商社-2、観光会社-1、時計店-1、飲食業-1 ほか-1)の農業経営アドバイザーを

      されている経験から、新たに農業に参入する企業の抱える問題点、既存の植物工場を大々的に

                トライしてきた大手企業の動向などをお話しいただきました。

    

    結論は、現時点での大規模農業経営はもうかるビジネスではない。

                先ず過去に植物工場を六ヶ所村でポインセチア生産を試みたトヨタは撤退の如く利益を出している

                ところは皆無である。売上は坪当たり3万円が限界で、大規模経営には設備投資・人件費が高く売上

                を上回ること。今一つは流通の商品に対する基準が厳しすぎ結果不良率が高くなる。また植物によって

                人工照明で生育しないものがある(キュウリほか)など。人件費では1人10万円の補助を得られる

                身障者雇用が必須であるが不採用の時には1人8万円の罰金が科される。

                また他の観点から ① 新規参入しようとする一般企業は「何をやっていいか分からない」にも関わらず

                 金余り(予算)の中で3年後に結果を出せばよい開発事業として参入しており担当者は混乱している中、

                 アドバイザーとしては彼らのモチベーションを上げ、上司の納得するプラン作成と理論武装を指導する

                 ことになっている。 ② 各県のもとにあり、権限が委譲されている農業委員会が何事を推進するにも、

                  抵抗勢力となり、個人・法人が参入する時に過去の事例がないとの理由からスムーズな審査・許可を

                  得ることが至難である現実がある。

                  都市型農業・観光農園の場合採算は自分で収穫する手を必要としない、不動産会社が住宅・マンション

                  販売時に家庭菜園付またはレストラン併設などで雇用を含め地域貢献するなどの解決法も考えられる。

    

    日本の農業の将来はどこに向かうか? 企業参入・ロボット(人件費)・ITシステム・太陽光(エネルギー)

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