「NPO世界環境改善連合の勉強会のあり方を考える」第158回・勉強会自由討論 2016-6-21
「 時 代 の 足 音 」 に 耳 を 澄 ま せ よ う
吾郷理事長が体調不良とのことでしたので、電話でお話をして「時代の足音」が完成していれば、取りに伺うと
申していました。相談の結果、渋谷理事から礒部副理事に状況確認をお願いして、昨日午後に吾郷理事長宅をお訪ね
頂きお二人で相談の結果を下記にまとめていただきました。
WEOにおける「時代の足音」と、地球環境に関するテーマUPとスピーチ討論」の進め方や、テーマ選択に
ついて・・・大いに議論して欲しいとのことでした。
1.「時代の足音」について
最も大切なことは、WEO会員全員の眼をもって、新聞・テレビの記事を中心に探して欲しいとのことです。
よって理事長だけでなく、みなさんが記事の発見に参加してください。
たとえばH28年6月7日付 朝日新聞・東大名誉教授・神野直彦(ドイツ財政学)による、時代の潮目を思わす
記事(憲法25条・生存権に対するオピニオン/日本型福祉に限界、産業高度化に応じ25条を拡充せよ)はWEO
全員で討議するにふさわしいテーマです。租税負担率の高い国は経済成長がしにくく、日本のように低い国は
1000兆円と言う財政赤字に喘いでいます。
ポーランド出身の法王ヨハネパウロ2世と神野教授の恩師・故宇沢弘文経済学者が会見した時の話しでの回答、
「社会主義の弊害と資本主義の幻想」を思い、時代の潮目を感じていたようです。
COP-21のパリ議定書にも、どんな潮目を感じていますか。
2.WEO勉強会でのスピーチ・講演と討論の進め方
吾郷理事長はWEOをスタートさせた時、参加者から「WEOの目的は」と良く聞かれたそうです。その答えは、
「会員が寄り添い、語り合うことです」と理事長の人柄そのものの返事が返るだけでした。
WEOは講演会をやっているのではない。よってスピーチを終えた後、「質問ありませんか」でなく「さあ議論
を始めよう」だと言っていました。議論をすれば「ブツカリ」が自然に生じます、そこに潮目もあります。会議の
運営はいつでもどこでもたいへん難しいことですが、結果が出ますのでやりがいがあり楽しいもので、一般には
「ディレクター」と呼んでいます。前NHKディレクターの故岡野理事が酒席で飛び出す時論はすばらしかった
です。「指揮をとるとのイメージでなくて、もたらされた駒をどうやってフルに活躍させるか」と話されていた
彼の言葉から、我らWEOの会議のあり方をみんなで討議してみませんか。よってWEOのスピーチは偏っては
ならず、発言したいことを絞り切らせること、意見は抑えるのではなくトコトン戦わせることがディレクターの
役目だそうです。さあ議論をスタートしようではありませんか。
2016-6-20 礒 部 則 立
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「NPO世界環境改善連合・勉強会のあり方を考える」 第158回 勉強会 自由討論 2016-6-21
勉強会について、テーマの取り上げ方・進め方について吉野さまから提案があり、5月に総会も終えて6月は標記
に関して自由に討論をしようと設定しました。ところが勉強会前から、吾郷理事長の体調が思わしくなくなり出席
できなくなったため恒例の「時代の足音」についても準備できない状況となりました。そこで礒部副理事長に、
理事長宅をお訪ね願い、テーマと共に「時代の足音」についても理事長のご意向・お考えを聞いてきて、別紙の通り
メモをまとめて頂きました。それにしたがって、出席のみなさまと自由に討論を進めました。
結 論
1.「時代の足音」
理事長の意向に沿いWEO会員全員の目を持って新聞・テレビほかの記事を探しリストアップすることに決定。
幸い新会員の吉武惇二さまが、まとめを引き受けて下さることになりました。これからは、それぞれピックアップ
された項目・情報を、事務局あるいは吉武さまに送っていただき、まとめて勉強会で発表の形をとります。
2.「勉強会のあり方 ― スピーチ・講演と討論の進め方」
NPOとして高邁な思想・目的を高く掲げて様々なテーマを勉強会で学びつつも、自由闊達に意見交換・討論が
でき、若い人が参加しやすく魅力があり、自分の役に立つ・何らか利のあるところとする。なお運営するための
費用を賄える利益創出も重要である。
下記のような様々な意見が出されました、
- 勉強しながら役に立つ/利のあるところに人は集まる/事業的な面白さ/年寄りだけがワイワイガヤガヤ
- では紹介者が次回に来なくなる。
- 寄り添う勉強会だけで良いのか?/WEOの持つ資産を外部にアピール―反応―ビジネすに結びつく
- ―会員の中から誰かが担当―経費を賄える
- 独立してビジネスをした人が成功―寄付をすればよい/ビジネス立ち上げの知識・ノウハウを知りたい
- WEO会員が持つ知識・経験・コネクション・ネットワークを活かす。
- 過去は皆若くエネルギーがあったが高齢化してきたので若いエネルギある人を入れる―起業の
- アドバイス・支援・紹介・具体的な提案
- WEOの母体から新しいビジネスが生まれるのを後押して事業を生み出していく。
- バックグラウンドが多彩であり、テーマを絞ると魅力・興味がなくなる。
- WEOは「質」と「量」のバランスをとりじり貧を避けるべき/目指すものがないのはもったいない/一定の
- 財源は必要―良いパートナーを/勉強会に招請した外部講師の方は高評価をしていた。
- 環境に関心があり、相談に乗って欲しく会員に/良いデータが蓄積されているので外部発信。
- 情報・知識を聞かせてもらうことが有意義で参加している。
- 現在存在するNPOは2極化しているー①寄付をもらうためにエネルギー ②参画意識。
- 会の運営する費用を最低限に得られる方法を考えてきた。
- WEOのつながりから自宅でのソーラーシェアリング設備投資―WEOのPRに繋がる。
7月の勉強会でも、スピーチ・講演のテーマについて自由討論を進めたいと考えています。
文責 事務局 山 本